その中でも特に特殊なのが ”左官” です。

どの業種も、自分が手掛ける内容の記載された図面を基に作業を進めていきます。
しかし左官は図面をほとんど必要としません。
数字を見たりしながら頭を使いまとめていく、というよりも、
身体に染み付いた経験と技術で勝負する感じです。

練った材料の固さ、塗り付ける材料の厚みの調整、成形する技術、その他様々な作業内容のほとんどが、経験を基に感覚的に覚えた技で熟します。
もちろんどの業種の職人さんも経験と技を要しますが、その色が特に濃いのが左官ということです。
左官の起源は縄文時代にまで遡るといいます。
どの国でも、どんな部族でも、泥を使いモノや形を作り上げる、という文化があります。
ルーツとしてはどこも同じようなものなのでしょうが、それを突き詰めて極めようとてきた歴史が、今の ”左官” というものに至ったのでしょう。

左官の仕事は、鏝(コテ)という道具を用いて行います。
誰でも見たことのあるようなものもあれば、特殊な形をしたものもありますが、全部でおよそ350種類もあるということです。驚愕です。
そんな数あるコテを使い分けながら、アート的要素を取り入れた作品を生み出す左官も存在します。
全国大会も開かれるほどです。


彫刻風のものから、


アート調なものまでさまざまな業物が光ります。
自分自身はアート寄りの左官さんには出会ったことがありません。
独創的で惹きつけられるものがあります。
一体どれほどの作品をどれほどの金額で請け負うのだろうか。






























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