人間国宝=重要無形文化財保持者
人間国宝とは、重要無形文化財の保持者のことであり現在までに認定されている人数は363人で、現在は予算の都合で120名ほどになっています。
予算の都合?
なぜ人数がこんなにも減っているのか?理由はとてもシンプルで、それは認定者に年間で200万円の特別助成金が支払われるからだそうだ。
つまり、国の予算で人数の上限が決まっているというわけ。
えー。
技の価値というものはジャンル別なものなので比較とすることは難しいはず。
それなのに国の限られた予算の関係で、技術があっても人間国宝になれる人となれない人が出てくるなんて。
それならば助成金制度など無くしてしまえばいいのではないだろうか。
人間国宝になればお金を生み出すことなど容易くなる。技術者はきっと助成金が欲しいのではなくて評価が欲しいのではないだろうか。
技術を予算と絡めるなんて実に残念だ。
予算さえ絡まず人間国宝に認定される人がそのぶん増えれば、その人の元へ弟子たちが集まり伝統や技術を守りやすくなる。
人間国宝に認定されれば作品の価値は大きく上がりお金や人に動きが生まれる。
有難めな助成金が日本の伝統芸能を、伝承者を途絶えさせる要素の一つに成り得る。
人間国宝は本当に素晴らしいのに。残念でならない。
まーこれも勝手な個人的解釈であって極端な偏見なのかもしれないし人間国宝様から言わせれば「何言ってんだこいつは?」レベルの思い込みなのかもしれないが。
しかし人間国宝の作品がヤフオクに出品されまくっている。
少し寂しい気もするがこれは別に悪い事ではない。
時代ですねー。